よくある質問

Q&A

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オープンシールド工法とはどんな工法ですか?

オープンシールド機を使用して土留めをしながら、シールド機掘進、ボックスカルバート(またはU型開渠)据付、ボックスカルバート上部の埋戻しまでの作業を繰り返しながら、二次製品の管路を構築していく工法です。

どのような場所で施工できますか?

家屋が両側に近接した狭い道路、河川や柵渠の改築・新設箇所、交差点や道路横断箇所、軟弱地盤や地下水位の高い砂地盤等で施工が可能です。

最大・最小施工断面の実績を教えてください。

最大施工断面:□-7.0×5.0、□□-(3.5+3.5)×3.5(二連BOX)、U-5.6×1.6、UU-(4.5+1.9)×3.75(二連U型カルバート)
最小施工断面:□-0.7×0.7、U-0.5×0.9
の実績があります。

なぜ狭隘な場所で施工ができるのですか?

オープンシールド工法には4つのタイプがあります。
(各タイプの特徴については、「工法概要」をご覧ください。) この4つのタイプの中で、裏込注入タイプ、推進タイプが開削工法と比較して、以下の理由等により狭い場所でも施工可能です。

  • 裏込注入タイプ
    施工幅:(シールド機幅)=函体外幅+18cm程度×2
    函体両側部及び底部の空隙に、可塑状の裏込注入材を充填することにより周辺地盤への影響を最小限に抑えることができます。
  • 推進タイプ
    施工幅:(シールド機幅)≒函体外幅
  • (参考)開削鋼矢板工法
    施工幅(土留幅):函体外幅+埋戻幅(60cm~100cm)×2
    また、使用する重機類を縦列に配置できることも、狭い場所で施工可能となる理由であります。

軟弱地盤や地下水のある地盤でも施工可能ですか?

以下の理由により、軟弱地盤や地下水位のある砂地盤でも施工可能です。

  • シールド機に底板があり、シールド機内で据付けた函体外周を裏込注入材で充填(一次注入)するため、シールド機後端及び底部からの地下水や土砂の流入を遮断することができ、ドライワークが可能です。
  • シールド機フロント部の隔壁や側壁で囲まれた中で、地下水と土砂を溜めながらバックホウで掘削するため、地下水のある地盤でも掘削可能です。
  • シールド機底板より上の地山をバックホウで掘削するため、地盤を殆ど乱さず、基礎地盤の強度低下が発生しにくくなります。

軟弱地盤でも施工可能とありますが、敷設済みの函体は沈下はしませんか?

敷設する函体は1函体毎にPC鋼棒で緊結すること、函体外周と地山との間は裏込注入材で充填され裏込注入材と地山が密着するため、敷設した函体全体が一体化に近い状態となり、沈下しにくい構造になります。

河川や水路の改築で降雨の場合でも施工可能ですか?

通常は、河川、水路の上流に堰を設け、水中ポンプで水替えをして河川や水路の改築施工を行いますが、降雨による増水で堰を越流する場合は施工はできません。
なお越流した水は、シールド機先端からシールド機内を通水させ、敷設済みの函体へ放流することができます。

どの程度の深さまで施工可能ですか?

バックホウの最大堀削深に依存します。通常は約7.0m程度まで施工可能で、地表部を1次堀削する事により、更に深い深度にも対応することができます。

1日当たりの施工量(日進量)はどの程度ですか?

施工条件や地盤条件、敷設する函体の大きさ等によって異なりますが、敷設函体:□-2.0×2.0、土被り:1.0m程度で、4.5m/日程度となります。

曲線施工が可能とありますが、最小曲線半径はどの程度ですか?

施工条件や地盤条件、敷設する函体の大きさ等によって異なりますが、敷設函体:□-2.0×2.0で、曲線半径R=30m程度まで可能です。

開削工法と比較した場合のメリットを教えてください。

一般的な開削工法に比べ、狭い施工幅で周辺への影響を抑えた施工が可能です。また、軟弱地盤から硬質地盤までの幅広い土質に対応が可能です。
工事期間については、開削工法の土留種別等により違いますが、20~50%の短縮が見込めます。

オープンシールド機の費用について教えてください。

通常、シールド機は計画路線完了後に回収するため、損料にて対応しております。
ただし、シールド機の回収が困難な場合は、シールド機を全損(埋殺し)対応とすることもあります。

オープンシールド工法の積算は何に基づいて行うのですか?

オープンシールド協会発行の設計・積算要領(案)に基づいて積算を行います。

施工はオープンシールド協会で行ってくれるのですか?

オープンシールド協会はオープンシールド工法の普及促進、広報活動を主目的として昭和58年に設立された団体です。
このため、協会自体は施工を行っておりません。
ただし、オープンシールド工法の施工を主に行っている協会内の施工部会会員社をご紹介することは可能です。

工事案件の積算・検討はどこに依頼すればよいのですか?

本協会ホームページの「お問い合わせ」よりご連絡していただくか、協会事務局へ直接ご連絡いただければ、対応いたします。
ご提示いただいた条件に合わせて最適な施工方法のご提案や積算について対応いたします。

特許工法なのですか?

オープンシールド工法は特許工法となっており、積算される際には設計・積算要領(案)に則った特許実施料が発生いたします。

函体は特注になりますか?

本工法の4つのタイプの内、裏込注入タイプ、裏込注入無しタイプ、推進タイプはオープンシールド工法用の函体を使用いたします。
自走タイプにつきましては、一般的な函体も使用可能です。

裏込注入の目的を教えてください。

一般的な開削施工の場合の函体両側部埋戻し、及び底部基礎の代わりに、両側部及び底部の空隙を充填する目的があります。

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